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疾患委員会

血小板委員会

作成日:2013.12.17

更新日:2016.04.25

委員

高橋幸博(委員長)、石黒 精、小林尚明、國島伸治、笹原洋二、前田尚子

2012年度 活動内容

日本小児血液・がん学会の疾患委員会である血小板委員会は、血小板に関連する小児の血液疾患を対象として、主に疫学的研究手法を用いて疾患の臨床像・病態を研究し、診療レベルの標準化と向上に寄与することを目的とする。 前進の日本小児血液学会ITP委員会から「血小板委員会」への改名により、活動の対象をITPのみならず先天性血小板異常症・減少症を含む小児の血小板疾患に対象を広げる方針である。

主な活動方針

  1. 疾患登録事業を活用した小児ITP疫学観察研究の継続
  2. ITP診療ガイドラインの改訂と情報提供
  3. 小児血小板疾患MLの活用推進
  4. 先天性血小板減少症の調査・コンサルテーション体制の構築
  5. 患者家族に対する疾患の啓蒙などの診療支援

「小児の特発性血小板減少性紫斑病(ITP)に関する疫学調査研究」の公表

はじめに

日本小児血液・がん学会の疾患委員会である血小板委員会では、小児の代表的血小板減少症である特発性血小板減少性紫斑病(Idiopathic thrombocytopenic purpura, 以下「ITP」と略)の疫学研究を行っております。この度、日本小児血液・がん学会疾患登録事業を活用する形で「小児のITPに関する疫学観察研究」を新に実施することとなりました。この疫学研究は厚生労働省の「疫学研究に関する倫理指針」を遵守し、日本小児血液・がん学会会員所属医療機関において実施されます。この研究は日本小児血液・がん学会臨床研究審査委員会並びに研究代表者所属機関(宮城県立こども病院)倫理委員会の承認を得て、疫学研究の内容を日本小児血液・がん学会ホームページにおいて公表し、該当疾患のお子さん並びに代諾者の個別の同意を省略して実施します。 以下、疫学観察研究実施計画、医療機関への協力依頼、患者およびご家族への説明文書を掲載します。この疫学研究へのご理解とご協力をお願いするとともに、研究に関するご質問などは説明文書の研究代表者あるいは事務局へお問合せください。

先天性血小板減少症・異常症診断アルゴリズム

はじめに

先天性血小板減少症あるいは異常症は多様な一群の遺伝性(家族性)疾患の総称で、小児ではITPの鑑別診断として重要です。その発症頻度や臨床像については不明な点も多いですが、最近では病態の解明と分類、病因遺伝子の同定が進んでおり、遺伝子診断が可能となる疾患も増えています。その様な状況において日本小児血液・がん学会血小板委員会では、先天性血小板減少症・異常症の分類と診断アルゴリズムを作成しました。この診断アルゴリズムは、日本小児血液・がん学会雑誌に発表された2論文(國島49:382,2012; 笹原ら50: 186, 2013;下段にPDF掲載)を元に、血小板委員会が診断の手引きとして活用しやすい形にまとめたものです。我が国の小児血液疾患の診療において、先天性血小板減少症・異常症を鑑別あるいは診断する際の一助となれば幸いです。

2013年7月
日本小児血液・がん学会 血小板委員会

小児ITPパンフレット(第2版)のお知らせ

はじめに

小児の特発性(免疫性)血小板減少性紫斑病(「ITP」と略します)は血小板減少による出血性疾患ですが、その多彩な症状、治療法の選択、さらに日常生活の注意点など患者・家族にとっては分かりにくい面が少なくありません。その様な臨床の状況を考慮して、日本小児血液・がん学会血小板委員会では、患者・家族の理解の一助として患者および保護者用の小児ITPパンフレット(第2版)を作成しました。このパンフレットは、ITP関連の製薬会社を通して入手することが出来ます。臨床の場で小児ITPを診療する本学会会員の皆様の一助となれば幸いです。

2013年12月
日本小児血液・がん学会 血小板委員会